中国出前アプリ美団のIPO公募価格69香港ドルに決定。想定時価総額6兆円
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議決権種類株による加重投票権(WVR、Weighted Voting Rights)構造を採用する企業として、香港で2例目の株式公開(IPO)になる美団点評(Meituan-Dianping)の公募価格が69香港ドル(約980円)に決まった。IPOによる新規発行総額は49億ドル、想定時価総額は534億ドル(約6兆円)規模となる。
出前アプリ運営などを手がける美団はIPOにあたって、新規発行株式の5%を個人投資家に割り当て。現在、割り当て分の1.5倍の購入申し込みがある。また、騰訊(テンセント)、オッペンハイマー・ホールディングス、ランズダウン・パートナーズなど多くの機関投資家が買い入れを約束している。
海外株主への割り当て分は、香港一の富豪李嘉誠氏や利福国際集団の劉鑾鴻主席などが購入すると言われている。
インターネット業界ウォッチャーの尹生氏は、「美団は目標額より多く、機関投資家からの買い入れを獲得した。公募価格もまずまずで、IPOは成功と言っていい」と述べた。

中国金洋資産管理の郭家耀総経理は、「中国の外食需要は力強く、今後も成長が期待でき、景気の影響を受けにくい。今は株式市場の低迷という逆風下にあるが、長期的には株価の上昇も期待できる」と述べた。
(翻訳・浦上早苗)