スターバックスCEOが組織改革とリストラ表明。中国市場の失速痛手

スターバックスのケビン・ジョンソンCEOは9月25日、組織改革と人員削減を発表した。改革は今週から11月にかけて実施する。ジョンソンCEOは売り上げの停滞を打開し、投資家の評価を得るための措置としている。

スターバックスでは3カ月前、ハワード・シュルツ前CEOが退任。退任が発表された際には株価が数日で15%下落した。

今年に入ってスターバックスの業績は停滞している。7月に発表した第3四半期決算によると、売上高は前年同期比1%増にとどまり、市場予想の2.9%を下回った。グローバル営業利益も1%減少し、この9年で最低の水準となった。

不振の大きな要因は、中国市場だ。第3四半期の中国市場の既存店売上高は2%低下した(第2四半期は4%増)。

過去3年、スターバックスの米国での店舗数は1万4300店舗まで増加し、マクドナルドを超えた。だが、財務調査会社サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、サラ・セナトレ氏によると、スターバックスは2014年から店舗数が急増する一方、客数は伸び悩み始めた。それでも中国市場の急成長で、スターバックスは20%成長を維持してきたが、最近は中国のカフェ市場の成長で現地企業が台頭し、スターバックスの成長は踊り場を迎えている。

スターバックスは今年6月、不採算店舗150店の閉店を発表。米国郊外と中国を2大重点地域とし、今後5年で中国市場の収入を3倍増とする目標を打ち出した。また、世界で新メニューを発表すると同時に、ネスレや中国のフードデリバリー大手餓了麼(ele.me)と提携した。

(翻訳・浦上早苗)

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