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【新華社北京7月14日】中国通信大手、華為技術(ファーウェイ)が独自開発した基本ソフト(OS)「鴻蒙(ホンモン、Harmony)」の搭載機種に、新しい仲間が加わった。同社はこのほど、「HarmonyOS 2」を搭載したタブレットPC「 MatePad 11」を発表した。価格は2499元(1元=約17円)からで、中国では15日から発売となる。
「MatePad 11」は、6月2日に発表された旗艦タブレットPC「MatePad Pro」2機種に続く「HarmonyOS 2」搭載モデルとなる。
ファーウェイは「HarmonyOS 2」の発表とともに、既存100機種の同OSへのアップグレード計画を明らかにした。ここ1カ月で自社ブランド製品と「HarmonyOS 2」の適合・最適化作業を進め、現在69機種がアップグレードに対応し、既に2500万ユーザーがアップグレードを完了している。
ファーウェイはまた、売却した低価格スマートフォンブランド「栄耀(Honor)」の「HarmonyOS 2」へのアップグレード作業も進めており、一部機種で内部テストが始まっている。「Honor 30」など10機種のテストを申し込んだユーザーは、アップグレード通知を受信し始めている。
「HarmonyOS」を搭載するハードウエアの輪も広がっている。スマートデバイスを統合する「ファーウェイHiLink」のアップグレードが5月18日にスタートしてから、採用した企業が1カ月で350社増え、ハードウエアの協力パートナーは千社を超え、さらに増え続けている。
ファーウェイはこれまで「HarmonyOS」搭載機器が年内に3億台を超え、うち自社製品が2億台に上るとの計画を示していた。アップグレードの需要が高いことから、同社は年内の搭載機器目標を3億6千万台に引き上げている。
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