中国の研究者、ダイヤに傷を付けられる新型「ガラス」を開発

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【新華社石家荘8月15日】中国河北省にある燕山大学準安定材料調製技術・科学国家重点実験室は14日、ダイヤモンドに傷を付けることができる新しい非晶質材料(ガラス状材料)の合成に成功したと明らかにした。

同実験室高圧科学センターの田永君院士(アカデミー会員)率いる課題研究班の趙智勝教授らが、国内外の科学者と協力して開発した。炭素原子からなる球状分子フラーレンC60を高熱・高圧下に置くことで、新種の非晶質材料「AM-Ⅲ」を生成。密度はダイヤモンドに匹敵し、ビッカース硬度は113GPaに達し、単結晶ダイヤモンドに傷を付けることができるという。

専門家によると、非晶質材料はガラス状材料とも呼ばれる剛性固体の一種で、身の回りにあるガラスは典型的な非晶質材料だという。「AM-Ⅲ」は光学的に透明な半導体材料で、太陽光発電分野での応用が期待される。

研究成果は、英文学術誌「National Science Review」電子版に掲載された。(記者/李継偉)

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