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【新華社北京9月7日】国際格付機関のフィッチ・レーティングスはこのほど発表したリポートで、中国のエネルギー貯蔵産業は支援策が相次いで実施される中、急激な成長を迎えるとの見通しを示した。
フィッチは、中国の蓄電型発電所の設備容量は2015年以降増加し続け、世界全体に占める割合も15年の14.2%から20年の18.6%に拡大したと説明。中国の蓄電型発電所の最大出力は20年末時点で35.6ギガワット(GW)に上り、うち89.3%を送電網側の蓄電に幅広く使われる揚水式発電所が占め、主にリチウムイオン電池を採用する新型電気化学的エネルギー貯蔵型発電所の設備容量は9.2%にとどまったとした。
その上で、二酸化炭素(CO2)排出量削減に伴うエネルギー産業の変革において、電気化学的エネルギー貯蔵は安全な新型電力システムを構築する上で極めて重要だとの認識を示した。中国の電気化学的エネルギー貯蔵型発電所の設備容量は20年に91.2%の急成長を遂げ、最大出力は330万キロワットに迫ったと指摘。関連政策の目標を踏まえると、中国の電気化学的エネルギー貯蔵産業は歴史的な発展のチャンスが到来しつつあるとして、向こう5年の年平均成長率は56%の高水準に上ると予測した。
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