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伊藤忠商事は9月22日、商用電気自動車(EV)を用いた物流ソリューションを提供する「地上鉄租車(深圳)有限公司(DST)」と戦略提携協議書を締結し、日本および東南アジアで商用電EVのリースサービス事業を開始すると発表した。
両社は主に物流企業などにEVトラックの導入や運営管理サービスを提供するとのこと。運輸分野は温室効果ガスを多く排出しており、伊藤忠は今後拡大が有望視されるEV化ニーズを捉えようとしている。
2015年創業の地上鉄は、宅配便や都市配送を手掛ける物流企業に対する新エネルギー物流車運営サービスの提供に注力している。2021年7月時点で、同社が中国全土で管理・運営するEV物流車は4万台以上、170以上の都市でサービスを提供し、拠点営業所は2000以上設置されている。また、法人顧客2500社以上およびドライバー顧客10万人以上にサービスを提供し、相互接続された充電スタンドは15万台にのぼる。
今年5月、地上鉄はシリーズCでスウェーデンの家具大手イケア(IKEA)の親会社「インカ・グループ(Ingka Group)」、シンガポールで鉄道やバスを運営するSMRTコーポレーション傘下の「SMRT Ventures」などから1億ドル(約110億円)の戦略的資金を調達した。また2018年12月には、「博将資本(Bojiang Capital)」や伊藤忠などから総額10億元(約170億円)の資金を調達している。
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