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【新華社成都10月23日】中国の四川大学華西医院は22日、整形外科主任医師の周宗科教授率いるチームがこのほど、変形性膝関節症の患者に対し、3Dプリント分割技術で作成した骨梁を使った生物型人工膝関節の移植手術に成功したと明らかにした。患者はすでに回復し、正常な歩行が可能となっており、同関節を応用した世界初の成功例となった。
周氏によると、臨床現場で現在一般的に使われている人工膝関節の多くは、骨セメントで骨の境界面に固定するタイプだが、骨セメントモノマーが特定の毒性を持つことや、時間が経つと変形することなどから、同タイプの使用には一定の制限がある。今回移植した生物型人工膝関節は手術中に骨セメントを使わず、手術時間が短縮され、骨組織が最大限温存できたため、患者は術後、迅速に回復した。
今回の人工膝関節には、①3Dプリント分割技術で骨梁を作成した人工脛骨(けいこつ)を土台として使い、応力分布の不均等による緩みなどの問題を回避した②使用する人工大腿骨顆部の表面に真空プラズマ溶射純チタンコーティングを施し、長期安定性を実現した③使用する人工脛骨パッドの素材に超高分子量ポリエチレンを使い、優れた耐摩耗性を持つ-という三つの長所がある。(記者/董小紅)
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