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【新華社北京11月1日】中国宅配大手の順豊控股(SFホールディング)が発表した2021年第3四半期(7〜9月)決算は、1〜9月の売上高が前年同期比23.97%増の1358億6100万元(1元=約18円)、純利益が67.9%減の17億9800万元だった。そのうち、7〜9月の純利益は43.5%減の10億3800万元だった。
同社は9月28日、香港証券取引所に上場する物流大手、嘉里物流聯網(ケリー・ロジスティクス・ネットワーク)の株式の51.5%を取得し、子会社化した。これにより、連結財務諸表上の総資産は9月末時点で前年同期比71.4%増の1905億6900万元となった。
順豊控股の業績は第2四半期(4~6月)から改善傾向が鮮明になっている。特別損益を加減した純利益は第1四半期(1~3月)に赤字となったものの、第2四半期には6億5700万元の黒字に転じた。第3四半期には前四半期比23%増の8億1千万元となり、全体的な収益水準の回復が着実に進んだ。
1~9月の宅配便業務量は前年同期比36.39%増の77億3600万件、伸び率は高水準だった前年同期の75.06%を下回った。最新の月次データによると、同社の9月の貨物1個当たりの料金は17.6元で、8月から10.14%上昇した。
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