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【新華社北京10月31日】中国の車載電池メーカー、国軒高科が29日発表した2021年1〜9月期決算は、売上高が前年同期比40.4%増の57億2500万元(1元=約18円)、純利益が20.5%減の6800万元だった。
国内での車載電池搭載量が3.3倍の4.74ギガワット時(GWh)と大きく伸びた。9月単月では0.64GWhと、2カ月連続で上位3位に入った。世界市場では1〜9月のシェアが、前年同期の1.6%から2.8%に拡大。車載電池搭載量は5.6GWhと4.0倍に増え、世界全体の2.3倍を大きく上回った。
今年はリン酸鉄リチウム、三元系正極材(NMC)、電解液などの主要材料のほか、補助材料も年初から2倍以上に値上がりしていることから、市場では車載電池メーカーの利益を圧迫するとみられていた。市場調査を手掛ける高工産業研究院(GGII)の試算によると、電池セルや電池システムのコスト上昇率は平均で3割を超える。
8月には江西省宜春市で炭酸リチウムの生産拠点の建設が始まった。一期プロジェクトは今年第4四半期(10~12月)から少量生産を始め、22年末の本格稼働を予定している。
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