中国車載電池の国軒高科、21年1〜9月期は増収減益

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

新華社短信

中国車載電池の国軒高科、21年1〜9月期は増収減益

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

【新華社北京10月31日】中国の車載電池メーカー、国軒高科が29日発表した2021年1〜9月期決算は、売上高が前年同期比40.4%増の57億2500万元(1元=約18円)、純利益が20.5%減の6800万元だった。

国内での車載電池搭載量が3.3倍の4.74ギガワット時(GWh)と大きく伸びた。9月単月では0.64GWhと、2カ月連続で上位3位に入った。世界市場では1〜9月のシェアが、前年同期の1.6%から2.8%に拡大。車載電池搭載量は5.6GWhと4.0倍に増え、世界全体の2.3倍を大きく上回った。

今年はリン酸鉄リチウム、三元系正極材(NMC)、電解液などの主要材料のほか、補助材料も年初から2倍以上に値上がりしていることから、市場では車載電池メーカーの利益を圧迫するとみられていた。市場調査を手掛ける高工産業研究院(GGII)の試算によると、電池セルや電池システムのコスト上昇率は平均で3割を超える。

8月には江西省宜春市で炭酸リチウムの生産拠点の建設が始まった。一期プロジェクトは今年第4四半期(10~12月)から少量生産を始め、22年末の本格稼働を予定している。

フル稼働でも足りない車載電池、EV参入増でさらに深刻化

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録