日本「グラスホッパー・マニファクチュア」、中国大手ネットイース・ゲームズ傘下に

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日本「グラスホッパー・マニファクチュア」、中国大手ネットイース・ゲームズ傘下に

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日本のビデオゲーム開発会社「グラスホッパー・マニファクチュア」がこのほど、中国のゲーム大手「ネットイース・ゲームズ(NetEase Games=網易遊戯)」傘下に移籍したことを発表した。グラスホッパー・マニファクチュアが発表したプレスリリースによると、今年5月31日付で締結された株式譲渡契約により、ネットイース・ゲームズの傘下に入ったとのこと。創業者の須田剛一氏は、ネットイース・ゲームズのサポートを活用し、今後10年間で、よりパワーアップした3本の“自社の独自性を持った作品”を届けるのが目標だとコメントしている。

同社は、著名ゲームクリエイターの須田剛一氏により1998年に設立された。代表作には『killer7』、『ノーモア☆ヒーローズ』シリーズ、『LOLLIPOP CHAINSAW』などがあり、フィルムノワールスタイルの独特の作風で知られている。

2013年、大ヒットモバイルゲーム『パズル&ドラゴンズ』のデベロッパーである「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」に買収され、共同でゲーム開発に取り組んできたが、2018年に独自のゲーム開発を行うグラスホッパー・マニファクチュアと、ガンホーの自社IP強化・拡充を目標とする「スーパートリック・ゲームズ」に分社化した。

須田氏は「グラフィック制作やQA(品質保証)などの分野で、NetEase Gamesの数千人規模のアーティストと技術者から非常に心強いサポートを得られる」とコメントしている。また、ネットイース・ゲームズはグラスホッパー・マニファクチュアが制作するゲームのユニークな作風や表現手法を讃え「世界中のゲーム愛好者に多くのユニークな作品を提供して行ければと考えております」とメッセージを送った。

スマートフォン向けRPG『陰陽師』以降、ネットイース・ゲームズのゲームの多くは、海外市場への資金を投入、ローカライズ運営により、日本市場でも成功を収めてきた。日本はネットイース・ゲームズにとって、重点開拓市場の1つになっている。

2020年6月5日、ネットイース・ゲームズは日本にゲーム開発拠点「桜花スタジオ」を設立し、家庭用ゲーム開発へ本格的に乗り出した。今回ネットイース・ゲームズがグラスホッパー・マニファクチュアを傘下に収めた事は、同社がインディーゲームに照準を合わせ、日本市場を開拓するためのさらなるアクションと見られている。

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