中国EV大手NIO、AR・VR技術用いた新型セダン発表

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【新華社北京12月23日】中国の電気自動車(EV)メーカー、上海蔚来汽車(NIO)はこのほど、江蘇省蘇州市で年次イベント「NIOデー2021」を開催し、李斌董事長が中型スマートEVスポーツセダン「ET5」を発表した。

「ET5」はEVセダン「ET7」と同じ自動運転システム「NAD」を搭載し、演算性能千TOPS以上のスーパーコンピューティングプラットフォーム「Adam」のほか、800万画素HDカメラ11台、超長距離高精度レーザーレーダー1台を含むスーパーセンシングシステム「Aquila」を備えている。150キロワット時のバッテリーパックを搭載するモデルはCLTC(中国独自の乗用車試験走行サイクル基準)の航続距離が千キロを超える。

同社が拡張現実(AR)・複合現実(MR)技術に携わる深圳太若科技(Nreal)、AR・仮想現実(VR)大手の北京凌宇智控科技(NOLO)と協力して開発したデジタルキャビン「PanoCinema」も導入された。

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NIOはこれまでに電池交換ステーションを733カ所建設し、22年末までに1300カ所に増やす計画となっている。また、今年ノルウェーに進出したのに続き、22年にはドイツやオランダ、スウェーデン、デンマークなどの市場開拓も視野に入れ、25年までに25以上の国・地域でユーザーにサービスを提供することを目指している。

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