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【新華社北京12月29日】二酸化炭素(CO2)排出量のピークアウトとカーボンニュートラル(炭素中立)の「双炭」目標を背景に、中国の新車販売台数に占める新エネルギー車(NEV)の割合は2035年までに60%に達する見通しだ。中国汽車技術研究センター傘下の中汽数拠が最新リポート「2021省エネ・新エネルギー自動車(NEV)発展報告」で明らかにした。
同リポートによると、交通分野は温室効果ガスの重要な発生源で、排出量に占める割合は欧米などの先進国で約20~25%、中国では約10%に上る。中国の自動車によるCO2(二酸化炭素)排出量が全国のそれに占める割合は約7.5%で、交通分野が「双炭」目標達成の重点となる。NEVの発展は自動車産業の環境配慮と低炭素発展を実現するカギであり、中国のNEV生産・販売台数は20年まで7年連続で世界トップを続けている。
中国汽車工業協会の最新統計データによると、中国の11月のNEV生産台数は前年同月比2.3倍の45万7千台、販売台数は2.2倍の45万台と引き続き過去最高を更新した。1~11月の生産台数は302万3千台、販売台数は299万台で、いずれも前年同期の2.7倍に増え、新車販売に占める割合は12.7%と1~10月を上回った。
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