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【新華社蘭州】中国はよりスマート化されたモニタリングシステムを積極的に構築し、管理者がよりよく生息状況を把握できるよう助け、保護戦略の策定に科学的な根拠を提供することで、希少動物である野生ジャイアントパンダを全方位から保護している。モニタリングシステムに搭載された「顔認証」技術を使って記録・送信されたパンダなど希少動物の画像や映像は200件余りに上る。
ジャイアントパンダ祁連山国家公園甘粛省管理局白水江分局によると、同分局は2019年にパンダ生息地の空間データを動的にモニタリングするシステムを構築し、白水江公園エリアの全域を対象としたモニタリングを開始。人手による作業とスマートシステムによるモニタリングを組み合わせたさまざまな手段の併用で、野生パンダの生息状況を把握してきた。
同分局の劉興明局長によると、人工知能(AI)技術の活用がモニタリングシステムの目玉となっており、大量のアーカイブ写真の学習を通じてシステムの認識精度を高め、パンダの「顔認証」を実現した。パンダの識別率は98%、その他の動物の識別率も80%以上に達している。
パンダの顔認証技術はインターネット通信や動的モニタリング、地理情報、種識別などの技術を使い、カメラの前に現れた各種の野生動物を自動で認識し、アラートを発する。技術者は現場に出向かなくてもパンダなどの野生動物をリアルタイムで監視できる。
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