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【新華社北京3月7日】スペイン・バルセロナで2月28日~3月3日、世界最大級のモバイル関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2022」が開催され、折り畳みスマートフォンが注目を集めた。通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)、デジタル端末ブランド「栄耀(HONOR)」を手掛ける栄耀終端、家電大手のTCL科技集団、スマホブランド「OPPO(オッポ)」を手掛けるOPPO広東移動通信などの中国メーカーもそろって最新の折り畳みスマホを出展した。
栄耀終端の趙明最高経営責任者(CEO)は「折り畳みスマホは今年、販売台数が前年の10倍以上に増え、新しい成長分野となる可能性がある」と主張した。折り畳みスマホは21年末から爆発的な売れ行きを見せており、栄耀終端をはじめとする業界の期待を高めている。
ファーウェイのブースでは「P50 Pocket」や「Mate X2」などの折り畳みスマホが入場者らの目を引いていた。ファーウェイは早くも19年に横折り型スマホを発売、21年末には縦折り型機種「華為P50宝盒」を発表し、折り畳みスマホ市場の主要メーカーとなっている。OPPOは最新の折り畳みスマホ「Find N」、TCLは折り畳みスマホのコンセプト機種「TCL360-degree Ultra Flex」と「TCL Fold N’Roll」を出展した。
米市場調査会社IDCは2月25日、折り畳みスマホの世界出荷台数は21年が710万台で、25年には2760万台に増える見通しだと発表した。また、シンガポールに本部を置く市場調査会社カナリスは、折り畳みスマホの世界出荷台数は24年に3千万台を超えると予測している。
業界アナリストは、性能が次第に向上し、単価が1万元(1元=約18円)前後に下がったことで、消費者の購買意欲は高まっているが、供給が限られ、出荷を急速に増やすのが難しいことから、品薄の状態が生まれているとの見方を示した。
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