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2021年は5Gスマートフォン市場が加速度的に成長した1年だった。5G技術は全面的に成熟し、5Gスマホが急速に普及した。中国工業情報化部(工信部)の21年通信業統計報告書によると、5Gユーザー数は急速に拡大して3億5500万人に達した。
データインテリジェンスサービス「毎日互動(個推)」は、19年9月から5Gスマホ市場のレポートを発表している。2021年の5Gスマホ市場を振り返ってみよう。
2021年には5Gスマホの新製品が次々と発表された。工信部のデータによると、21年に発売された新機種のうち5G対応は227機種で、新製品全体の47.0%を占めた。機能が強化される一方で価格が低下する5Gスマホは人気が出て市場が急速に拡大し、5Gスマホの使用台数と市場シェアが伸びている。5Gモデルは21年末にスマホ市場の28%を占め、20年末の同8.5%の3.3倍になった。
アップルのシェアランキングが大幅上昇 大手5Gスマホブランド間の差は縮小
5Gスマホは21年末で発売から2年半が経ち、各大手スマホメーカーで5G製品のイノベーションが相次ぎ、ブランド間の競争が一層激化している。
毎日互動のデータによると、中国5Gスマホ市場のシェアはトップがファーウェイの29.2%、2位はvivoで15.4%、3位は人気が続くアップルでシェアは14.1%、20年末の6位から順位を上げた。4位はOPPOの13.6%、5位はシャオミで11.4%だった。
毎日互動は21年度の新規増加5Gスマホの市場シェアを分析している。1位はファーウェイで22.8%を占め、2位のアップルは機種は多くないがシェアは17.5%と高く、iPhoneのブランド力を見せつけた。3位はvivo、4位はOPPOで、5位はシャオミの12.6%だった。
21年の新規増加シェアのトップ20に入った機種のうち、iPhone12シリーズがトップ3を独占し、ファーウェイのnova7、P40、Mate30シリーズもランクインした。発売時期をみると、トップ20に入ったモデルのうち21年に発売されたのはiPhone13、Honor 50、Redmi K40(シャオミ)、OPPO A93の4機種にとどまり、ほかは全て20年に発売されたものだ。5Gスマホの新機種が高頻度で発表されているのに対しユーザーの買い替えスピードはやや遅く、20年に買い替えブームを迎えたものの次のブームはまだ到来していないと推測できる。
21年度は若者が重要な5Gスマホユーザーに vivoが人気
毎日互動は5Gスマホのユーザー像の変化にも注目しており、ユーザー像の変化からユーザーの好みの変化と市場の新しい傾向を分析している。
毎日互動のビッグデータによると、5Gスマホユーザーは21年末に女性が42.8%を占めた。男女比の差は縮小傾向にあり、全ユーザーの男女比に近づいている。
年齢分布では、5Gスマホユーザーのうち24歳以下の割合が増加傾向で27.8%に達し、20年末から上昇したうえどの年代よりも高い比率となり、若者の間で5Gスマホの人気が高まっていることが分かる。
(翻訳・36Kr Japan編集部)
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