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【新華社北京5月2日】中国復旦発展研究院伝播・国家統治研究センターと上海情報セキュリティー・社会管理イノベーション実験室、嗶哩嗶哩(ビリビリ)公共政策研究院はこのほど、「中国若者インターネットユーザーの社会心理状態調査報告(2009~2021)」を発表した。それによると、「頑張り」が依然として現代の若者の基調となっており、しかも時間が経つにつれ、「頑張り主義」の傾向が強まっていることがわかった。今回の調査は短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」を通じ、1990年から2005年生まれの地域や年齢、教育程度が異なるアクティブユーザー4556人をサンプルとして抽出。その調査対象が2009~2021年に投稿した記事約1千万本を取り出し、ビッグデータ分析を行った。
報告によると、若年層のネットユーザーは総じて非常に前向きな「頑張り」への意欲を持っており、頑張らない「寝そべり」は現代の若者の一種の感情の現れという側面が強いことがわかった。調査対象の75%は前向きな「頑張り」の意向を示し、「寝そべり」に反対した。21.3%は「頑張り」への意向を示しながらも、同じくらいの頻度で「寝そべり」の意向も明らかにした。「寝そべり」を支持するとした調査対象者の割合はごく小数だった。また、若年層のネットユーザーはおおむね「努力は役に立つ」と信じており、その割合は73.2%に上った。「寝そべり」主義に反対する調査対象者の割合は2010年~16年の45.0%から2017~21年には74.1%に上昇した。
このほか、調査対象の22.9%が「どちらかと言えば発展した地域で働きたい」、3.4%が「どちらかと言えば比較的発展していない地域で働きたい」と回答し、3.5%は「特に好みは無い」とした。さらに、2017年の前と後を比べると、「大都市の方が生活の質が高いかどうか」という見方に対する態度の変化について、17年以降は大都市の方が生活の質が高いと見ている人の割合が4.6%から10.1%に上昇した。
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