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中国のEコマースにとって旧正月は閑散期だ。物流が滞るなどの要因もあり、一般的に旧正月の3週間前あたりから取引高が落ちると言われている。
共同購入による低価格が人気の新興EC「拼多多(Pinduoduo)」も例に漏れず、2018年と2019年に旧正月前の流通総額(GMV)が目立って落ち込んだ。
落ち込みは前倒しに
第三者データ提供サービス「超対称科技(Super Symmetry Technology)」のデータによると、2018年の拼多多のGMVは、旧正月22日前にあたる1月23日から明らかに減少した。今年はさらに13日も前倒しになり、旧正月35日前の12月30日から減少に転じた。
落ち込み期間が長引く
拼多多の旧正月前のGMV低迷期間は2018年が9日間、2019年が18日間だった。2019年は前年の2倍となっている。
アリババは2018年と2019年で大差なし
対するEC大手アリババも、2018年と2019年のいずれも旧正月の22日前からGMVが落ち込み始めた。しかし、低迷開始のタイミングと継続期間には前年との大きな差は見られなかった。
したがって、拼多多の状況は単なる季節性の要因とは説明しがたい。
今月6日、拼多多は米証券取引委員会(SEC)の公式サイト上で目論見書を更新した。株式追加売り出し(FPO)で10億ドル(約1100億円)を調達する計画だという。同目論見書では2018年の業績を一部公開しており、GMVは前年比234%増の4716億元(約7兆7800億円)だったという。
(翻訳・愛玉)
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