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海外資産管理を手がける「e代理」が、2億ドル(約220億円)規模の戦略投資ファンドを正式に設立した。
2015年に業務を開始したe代理は、国際規模のアセットアロケーション・プラットフォームを提供する。海外資産専門の投資コンサルタントにツールやプロダクトを提供し、その業務を支援している。彼らがサービスを提供する顧客は、投資可能な資産が1000万元(約1億6700万円)を超える富裕層がメインだ。
e代理はこれまで4回の資金調達を行っている。出資者は「DST」、「険峰長青(K2VC)」、「経緯中国(Matrix Partners China)」、「光速安振創業投資基金(LIGHTSPEED CHINA PARTNERS)」、「雲九資本(Sky9 CAPITAL)」、「力宝集団(LIPPO GROUP)」、「新光集団(Shin Kong Group)」、「GREENSPRING ASSOCIATES」など。現在の評価額は20億ドル(約2200億円)を超えた。
同社が主に扱う資産は債券、プライベートエクイティ、海外ファンド、海外保険、海外不動産など。保険、投資、不動産の3分野で展開し、ファイナンシャルアドバイザー40万人、コンサル機関1万2000社を顧客に抱える。
今回設立した戦略投資ファンドは運用資金2億ドル(約220億円)のうち、キャッシュが1億ドル(約110億円)、新株引受権付社債が1億ドルで、現金と転換社債を併用している。1案件あたりの投資額は30~300万ドル(約3300万~3億3500万円)とし、すでに7案件で2000万ドル(約22億3000万円)を投じている。
同ファンドは主に、FP事務所、ファミリーオフィス、ファンドマネージャー、海外金融商品取扱企業、関連のコンテンツ、ツール、システム、コミュニティなどを手がける企業を投資対象としている。
(翻訳・愛玉)
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