吉利系列でスマートモビリティ開発の「ECARX」、米SPACと合併でナスダック上場へ

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中国自動車大手「吉利控股集団(Geely Holding Group)」(以下、吉利控股)傘下でスマートモビリティを手掛ける「億咖通科技(Ecarx Holdings)」(以下、ECARX)が5月26日、米国の特別買収目的会社(SPAC)「Cova Acquisition」と合併契約を締結した。

2022年第4四半期に予定されている合併手続きの完了後、ティッカーコード「ECX」で米ナスダックに上場する方針だという。

Ecarxは2016年に設立された。吉利控股の創業者兼会長の李書福氏が共同創業者として参画している。同社の主力製品は、車載チップやスマートコックピット、スマートドライビング、高精度マップ、ビッグデータ、コネクテッドカー向けクラウドプラットフォームなど。

これまで3回の資金調達を実施し、吉利控股傘下の「吉利汽車(Geely Automobile)」や「百度(バイドゥ)」「海納亜洲創投基金(SIG Asia Investment)」「中国国有資本風険投資基金(China’s State-Owned Capital Venture Capital Fund)」などから計約6億5000万ドル(約845億円)を調達した。直近の資金調達での評価額は150億元(約2850億円)を上回った。

Ecarxは現在、吉利汽車やボルボ、メルセデス・ベンツなど自動車メーカー12社と、自動車部品メーカー8社を顧客に抱えている。

(36Kr Japan編集部)

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