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【新華社北京5月27日】物流大手J&Tエクスプレス(J&T極兎速逓)はこのほど、ブラジルで正式に営業を始めた。メキシコに続き、同社の中南米市場開拓の重要な布石となった。ブラジル進出の成功により、同社は中南米最大の2カ国に拠点を設け、グローバルネットワークはアジア、中南米の12カ国に拡大した。同社はブラジル国内に全国規模の独自配送網を構築し、26州と1連邦区を全て網羅している。
同社の後軍儀(ご・ぐんぎ)副総裁は、拡大し続けるグローバルネットワークを活用し、顧客により効率的で便利なサービスを提供するよう努力していると述べた。さらに、「わが社は中南米市場の開拓を非常に重視しており、ブラジル進出はその重要な布石となった。短期間にメキシコ、ブラジルと順調に進出できたことは、同社の統一した基準、エリアごとに自治度の高い代理制加盟モデルがネットワーク拡大の強みであることを実証しただけでなく、新興市場の開拓、グローバル戦略の拡大においても重要な一歩となった」とも述べた。
ブラジル部門を統括する王強(おう・きょう)氏は、電子商取引(EC)や物流の発達した他の国・地域に比べ、ブラジル市場は急成長段階にあり、大きな成長の潜在力と余地があるとした。また、「わが社の現地化マインドとスキルを活用し、ブラジルで整ったサービスネットワークを構築し、顧客に効率的で便利かつ良質な配送サービスを提供する自信がある。同時に、国際業務ネットワークを活用し、自社サイトに第三者を介さない決済システムを有する越境EC業者に対し、通関、海外倉庫保管、配送などのワンストップ式サービスを提供できる」と述べた。
J&Tエクスプレスは現在、中国、インドネシア、ベトナム、マレーシア、タイ、フィリピン、カンボジア、シンガポール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、メキシコ、ブラジルの12カ国でネットワークを展開し、世界の20億人以上にサービスを提供している。
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