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【新華社六安7月7日】中国安徽省六安市の経済技術開発区で6日、メガワット級水素エネルギー総合利用実証ステーションが運用を開始した。同ステーションは、中国が初めてメガワット級で水素の製造から貯蔵、発電までの技術連携を実現させた施設となる。
ステーションの敷地面積は7千平方メートル余りで、施設の定格設備容量は1メガワット。メガワット級プロトン交換膜水素製造システム、燃料電池発電・コージェネレーション(熱電併給)システム、再生可能エネルギー発電システム、配電総合施設などが設置されている。
ステーションの建設責任者、夏鵬(か・ほう)氏によると、同ステーションは最先端のプロトン交換膜水電解水素製造技術を採用しており、クリーンで二酸化炭素(CO2)の排出もない。年間水素製造量は70万標準立方メートル余り、水素発電量は73万キロワット時で、水素エネルギーの研究と応用、新型電力システムの建設で重要なモデル的、けん引的役割を担う。製造された水素エネルギーは、水素燃料電池自動車や水素製鉄、グリーン水素(水の電気分解で生産される水素)化学工業などで広く利用できるほか、水素発電により地域電力の不足を賄うこともできる。夏氏は「ステーションは夜間の電力を水素エネルギーに変換して貯蔵し、電気消費ピーク時に火力発電に代えることができる。省エネ効果は極めて非常に大きい」と語った。
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