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【新華社北京7月28日】中国保険大手4社の中国人民保険集団、中国人寿保険(集団)、中国平安保険(集団)、新華人寿保険はこのほど、相次いで2022年上半期(1~6月)の収入保険料データを発表した。
元受収入保険料は、中国人民保険集団の子会社によるものが前年同期比11.0%増の3790億9500万元(1元=約20円)だった。中国人寿の監査前データが4397億元。中国平安は1.62%増の4290億3900万元、新華保険は2.0%増の1025億8600万元だった。
上記4社の1~6月の収入保険料は合計1兆3504億2千万元だった。
事業別にみると、生命保険は4社間で開きがあった。中国人民保険集団の傘下で生命保険などを手掛ける中国人民人寿保険の収入保険料が前年同期比12.3%増、新華保険は2.0%増だった一方、中国人寿は0.7%減、中国平安保険(集団)傘下の中国平安人寿保険は2.5%減だった。
財産保険(損害保険)は、中国人民保険集団の傘下で損害保険などを手掛ける中国人民財産保険の収入保険料が前年同期比9.9%増の2766億7100万元、中国平安保険(集団)傘下の中国平安財産保険が10.1%増の1467億9200万元だった。
健康保険は、中国人民保険集団傘下の中国人民健康保険の収入保険料が前年同期比18.8%増の303億8300万元、中国平安保険(集団)傘下の平安健康保険が23.0%増の74億元だった。
特筆すべきは中国人民保険と中国平安保険が発表した自動車保険のデータである。中国人民保険集団の自動車保険の収入保険料は前年同期比6.7%増の1288億800万元で損害保険の収入保険料の46.6%を占めた。中国平安は7.3%増の955億200万元だった。
アナリストは、中国人民保険と中国平安保険の自動車保険の回復傾向は業界の原動力になっているとの見方を示した。招商証券の非銀行金融機関チームは下半期(7~12月)について、自動車産業チェーンの回復に加え、国による自動車の消費促進措置(一部の車種を対象とした自動車取得税の半減や新エネルギー車を農村へ普及させる「新エネ車下郷」など)の強化により、自動車販売台数は改善が期待でき、それに伴って自動車保険の保険料収入の伸びも回復すると予想する。自動車販売の回復により、自動車保険の収入保険料は年間で5%~7%伸びる見通し。
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