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ブロックチェーン技術の成熟に伴い、独自の仮想通貨であるトークンはより多くの消費者向け製品やプラットフォームに応用されてきた。多くの人々をカバーする業種の一つであるゲームにとって、ブロックチェーン技術の応用の優位性が徐々に現れはじめた。
ブロックチェーン技術のリーディングカンパニー「分布科技(Onchain)」の創業者兼CEOの達鴻飛氏の発起により設立されたブロックチェーンプラットフォーム「NEO.Game」は昨年、「NEOGameブロックチェーンゲーム大会」を開催した。これにより、多くのゲーム開発者にNEOチェーンのしくみとアドバンテージを理解する機会とNEOチェーンの開発プロセスを迅速に理解する手段を提供した。その他、「NEO.Game」はより便利なウォレットと整ったプラットフォームをゲーム開発者に提供することを予定している。
「NEO.Game」の創業者で中心的開発者である張錚文氏によれば、従来のゲーム内の資産を取引するシステムとは異なり、ブロックチェーン技術はゲームアイテムやゲーム内の要素をトークン化することで、ゲームコンテンツの取引をゲーム外に延長することや異なるゲームのユーザー間で行うこともできるようにする。ブロックチェーン技術の応用で、行動データ、ゲームロジック等データの追加が可能となり、開発者にとってゲーム開発最適化の効率を高めることにもなるという。
今年3月に、NEOGameCon 2019 ゲーム大会が東京・秋葉原で開催された。その際に、主催者NGD (Neo Global Development)のジェネラルマネージャー 趙晨氏は以下のように語った。プラットフォーム「NEO.Game」の構築によって、より多くの一般ユーザーがゲームデザインとゲームの公開に参加できるようになる。それは開発者に参加を呼びかけ、開発者のために、ボーナス、より多くの教材、チュートリアルを用意するというNEOコミュニティーのビジョンと一致している。
NEOGame責任者の王佳超氏は大会で、ブロックチェーン技術と結びついたゲームエコシステムとゲーム内の取引システムを紹介した上で、「ブロックチェーンのNFT、トークンをゲームエコシステムに導入すれば、ユーザーがよりスムーズに、自由に取引できる。かつ将来NEOゲームプラットフォームで開発されたゲームがNFT、トークンにリンクでき、貨幣と商品の交換が実現する」と語った。
主催者は会場でレーシングゲームのデモンストレーションを行った。ユーザーはゲーム内で数十種類の車両部品を自分で選ぶことができ、システムがこれらの部品を集めてDIYレーシングカーの最終形態を作成し、相手ユーザーと競技するのだ。間もなく発表されるこのゲームはNEOのブロックチェーン技術とリンクしており、ユーザーはいくつかの共通貨幣で自分でレーシングカー部品の設計に関する取引を完了することができる。
日本の老舗ゲーム会社と比べてNEOGameはまだ若い。だが今回大会の開催はその成長の道のりにおける重要なイベントだ。そして完備されたインフラとゲームソリューションによって、NEO はこの短い期間で多くの大手ゲームベンダーから注目を集めることができた。将来、より多くのゲーム開発者はその開発プラットフォームを使う機会があるだろう。
(翻訳・桃紅柳緑)
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