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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が8月29日、2022年1〜6月期決算を発表した。
売上高は前年同期比65.71%増の1506億700万元(約3兆160億円)、親会社に帰属する純利益は同206.35%増の35億9500万元(約720億円)、営業活動によるキャッシュフローは前年同期の96億7700万元(約1940億円)から346.27%増の431億8500万元(約8650億円)と急増した。
事業別の売上高は、自動車および自動車関連製品などが前年同期比130.31%増の約1092億6700万元(約2兆1850億円)、携帯電話の部品や組立などが同4.78%減の約410億700万元(約8200億円)で、グループ全体の売上高に占める割合はそれぞれ72.55%と27.27%だった。
22年1~7月の中国市場の新エネルギー車販売台数は、BYDが292%増の80万3000台で圧倒的1位、米テスラは89%増の32万3000台にとどまった。
BYDは海外進出も積極的に進めている。 決算報告書によると、22年2月に海外向けカスタマイズモデル「BYD-ATTO3」をオーストラリア市場で先行販売している。8月には日本の乗用車市場への正式参入を発表し23年にミドルサイズのe-SUV「ATTO3」、コンパクトサイズのe-Compact「DOLPHIN」、BYDの最新技術を結集したハイエンドのe-Sedan「SEAL」の3モデルを順次発売する予定だとした。さらに同月、欧州ディーラー大手の「Hedin Mobility Group」と提携し、ドイツとスウェーデンの市場に参入すると発表した。22年10〜12月期から納車を開始する予定だという。
(36Kr Japan編集部)
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