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【新華社北京9月2日】中国の宅配大手、順豊控股(SFホールディング)が8月30日に発表した2022年6月中間決算は、売上高が前年同期比47.2%増の1300億6400万元(1元=約20円、約2兆6000億円)、純利益が3.3倍の25億1200万元だった。
新事業のうち、サプライチェーン・国際事業は5.4倍の465億3千万元と大きく伸びた。連結対象となった子会社の物流大手、嘉里物流聯網(ケリー・ロジスティクス・ネットワーク)が寄与した。エリア内を最短時間で配送するサービス「順豊同城急送」は28.2%増の28億7千万元となった。冷蔵・冷凍と医薬品の輸送サービスは約10.0%増の40億7千万元で、穏やかな伸びを維持した。大型荷物の小口配送サービス「順豊快運」は129億5千万元から131億5千万元に増えた。
新事業は売上高を伸ばすとともに、黒字も達成しつつある。サプライチェーン・国際事業部門の純利益は嘉里物流聯網が連結対象となったことを受け、27.6倍の16億9千万元となった。
7月17日には湖北省鄂州市で、同社が建設に関わったアジア初の貨物専用ハブ空港、鄂州花湖空港が運用を開始した。第1期として鄂州と広東省深圳市、上海市を結ぶ国内線2路線を運航するほか、年内には大阪やフランクフルト(ドイツ)への国際線を開設する予定となっている。
同社はまた、国際的な評価機関から相次いでランキングに選出されている。米経済誌「フォーチュン」が8月初めに発表した22年の世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」で、中国民間宅配企業として初のランク入りを果たし、同誌が8月23日に発表した中国ESG(環境・社会・企業統治)影響力ランキングで、宅配物流会社として唯一ランク入りした。
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