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中国ネット大手のテンセント(騰訊)が重要な戦略転換の一環として、保有する上場企業の株式のうち1000億元(約2兆円)相当を年内に売却するとの目標を設定したという。具体的な内容は、市況や同社の利益目標に応じて決定するとみられる。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が関係者2人の話を引用して報じた。
この報道を受け、生活関連サービス大手「美団(Meituan)」をはじめテンセントが出資する複数の企業の株価が下落した。
その後、テンセントの広報担当者は「売却の目標額は設定していない」と報道内容を否定し、「当社は常に、規定の期間や目標額に左右されることなく、会社と株主に大きな利益をもたらすことを目標に投資してきた。ポートフォリオ(運用商品の詳細な組み合わせ)について外部からの圧力も受けていない」と述べた。
テンセントは過去1年間で上場企業の株式を6回売却している。その中には、電子商取引(EC)大手「京東集団(JDドットコム)」、教育大手「新東方教育科技集団(New Oriental Education and Technology Group)」、電子機器大手「歩歩高(BBK)」のほか、シンガポールのネットサービス大手「Sea(シー)」などの株式が含まれる。
(36Kr Japan編集部)
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