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独BMWは9月9日、2025年の発売が予定されている次世代電気自動車(EV)「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse)」に、初めて円筒型バッテリーを搭載すると発表した。また、中国バッテリー大手の寧徳時代(CATL)および億緯鋰能(EVE Energy)と計100億ユーロ(約1兆4500億円)を超える生産契約を結んだことも明らかにした。
BMWが第6世代と呼ぶ円筒型バッテリーは、新たな技術を採用し、航続距離を3割向上させるという。契約によると、CATLと億緯鋰能はそれぞれ中国と欧州にバッテリー工場を建設する。各工場は年間20GWhの生産能力を持つ見込み。
CATLは、25年からノイエ・クラッセ向けに標準直径46mmの新型円筒型バッテリーを供給すると明らかにした。再生エネルギーによる電力と再利用可能な材料を用いた高性能セルの製造を優先するという。
韓国の市場調査会社SNEリサーチの最新データによると、CATLは22年7月のバッテリー搭載量が13.3GWhで、引き続き世界1位となった。22年1~7月の中国国内のバッテリー搭載量では、CATLが63.91GWhでシェア47.59%を占めて1位、億緯鋰能は3.02GWhでシェアは2.25%を占めて8位だった。
(36Kr Japan編集部)
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