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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が9月21日、スマートフォンの新機種「Mate 50」シリーズから4モデルを発売した。 いずれも4G通信のみの対応だが、eSIMチップと5G通信モデムを内蔵したスマホケースを装着すれば5G通信が可能になる。
国有通信大手の中国電信(チャイナテレコム)はすでに、Mate 50シリーズと5G通信用スマホケースのセット販売を開始している。
スマホケースは電子機器メーカー「数源科技(Soyea Technology)」製で、価格は799元(約16000円)。Mate 50シリーズ各モデルのサイズに合わせて3種類が用意され、うち2種類は厚さ13.6ミリ重さ53グラム、1種類は厚さ14.1ミリ重さ58グラムとなっている。5G通信モデムには、半導体大手「紫光展鋭(UNISOC)」製のチップ「UDX710」が採用されている。
米国による制裁の影響で、ファーウェイは5G通信向けチップを調達できなくなったため、新たに発売されるスマホは5G通信に対応していない。同社は5G通信向けRF(無線周波)チップなどの自社開発を加速すると同時に、チップに関連する中国国内の産業チェーンへの投資も継続している。
(36Kr Japan編集部)
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