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中国検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)が11月22日、2022年7〜9月期決算を発表した。 売上高は前年同期比2%増の325億4000万元(約6280億円)となった。非GAAPベースでの純損益は16%増の58億9000万元(約1140億円)の黒字だった。GAAPベースでの純損益は1億4600万元(約30億円)の赤字だったが、赤字額は前年同期に比べ99%縮小した。
中核事業のうち動画配信プラットフォーム「愛奇芸(iQiyi)」を除く事業の売上高は、前年同期比2%増の252億元(約4880億円)だった。このうち、オンラインマーケティング事業の売上高は前年同期比4%減の187億元(約3620億円)となったが、前期比では10%増と改善した。クラウド事業や人工知能(AI)事業などの非広告事業は25%増の65億元(約1250億円)となった。愛奇芸の売上高は2%減の75億元(約1450億円)だった。
自動運転事業では、自動運転プラットフォーム「Apollo(アポロ)」によるソリューションの受注額が増加した。 自動運転配車サービスプラットフォーム「蘿卜快跑(Luobo Kuaipao)」の運営規模も拡大を続け、配車回数は前年同期比311%増の47万4000回となった。同プラットホームが22年9月末までに行った配車サービスは累計140万回に達した。
百度の羅戎・最高財務責任者(CFO)は決算発表当日の22日夜の電話会議で「百度は今後もコストと経費を厳しく管理していく。短期的には厳しい環境でもAIクラウドと自動運転への投資を継続し、長期的な成長を実現する」と述べた。
(36Kr Japan編集部)
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