OPPO傘下の「一加」が「OnePlus 7」シリーズで中国国内市場への取り組みを強化

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中国国内のスマホ市場がますます緊迫する中、OPPO傘下の「一加(OnePlus)」は、価格面でも国内競争に対応しうる戦力を備えたことを示した。

市場変動への対応が遅いと評される一加も、対応策を講じたということだ。

5月16日、一加は北京で新商品「OnePlus 7 Pro」を発表した。同社の劉作虎CEOは発表会で、「OnePlus 7 Proは過去5年間で最も満足のいく製品に仕上がった」と自信を見せた。

同製品の最大の特徴はディスプレイだ。サイズ6.67インチ、解像度1440×3120ピクセル(2K+、WQHD+)、アスペクト比19.5:9のAMOLEDディスプレイを採用している。HDRの最新規格「HDR10+」を採用し、リフレッシュレートが90Hzと高頻度で、より操作性を高めている。サムスン製のこのディスプレイは2年かけて研究開発され、約1億元(約16億円)が投じられたものだ。

ディスプレイ以外の主なスペックは、CPUがクアルコム製「Snapdragon855」、バッテリー容量は4000mAhで、メモリストレージ規格はUFS3.0、急速充電規格はWarp Charge 30だ。ディスプレイの下部に指紋認証システムが搭載されており、認証速度は0.21秒。背面カメラは積層型CMOSイメージセンサー「IMX586」をはじめとしたトリプルレンズ、フロントカメラはポップアップ式のインカメラとなっている。

また、RAMブースト機能により、メモリ8GBでも一般的機種の11.5GB相当の処理能力を発揮することができ、同時処理が可能なアプリ数が16から47に増えた。

一加はこれまで半年に1回のペースで新機種を発表してきた。。しかし、今年は市場の変化への対応を強めるようだ。同社の主要市場は依然として海外だが、国内市場にもより注意を向けるようになっている。しかし、国内市場は超大手企業による独占状態の中で、その包囲網を突破するのは同社にとって容易なことではない。

一加の「OnePlus 7」は6月4日に中国国内で発売された。メモリが8GB+ストレージ256GBの機種は2999元(約4万8000円)、12GB+256GBの機種が3499元(約5万5000円)だ。「OnePlus 7 Pro」は5月21日に発売され、6GB+128GBの機種は3999元(約6万3000円)で、8GB+256GBの機種が4499元(7万1000円)だ。
(翻訳・虎野)

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