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【新華社北京1月12日】中国では2022年、情報技術(IT)や半導体、バイオテクノロジーなどの「硬科技(キー&コアテクノロジー)」が引き続き人気の投資先となり、ハイエンド製造への注目度は高まった。複数のエクイティ研究機関が発表したデータで明らかとなった。
起業・投資関連情報を提供する清科創業控股が発表した「2022年中国エクイティ投資市場発展研究報告」によると、22年1~9月に最も投資を引き付けた業界は半導体・電子機器で、ベンチャー・キャピタル(VC)・プライベート・エクイティ(PE)の投資額が1800億元(1元=約19円)だった。新エネルギーは22年に伸び率が最も高かった業界で、クリーン技術向け投資は前年比78.7%増となった。同社の創業者で董事長兼最高経営責任者(CEO)の倪正東氏は、業界の分布を具体的にみると、22年のITや半導体、バイオ医薬などの「硬科技」への投資が高い活発度を保ち、新エネルギーや新素材への注目度は大きく高まったと語った。
英会計事務所大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の報告書によると、テクノロジー業界は22年1~6月にPE投資活発度で1位を維持し、投資件数がテクノロジー・メディア・通信(TMT)業界全体の81%、投資額が77%を占めた。
中国製造業のハイエンド化やスマート化、グリーン化(環境配慮)化が加速し、ハイエンド製造やスマート製造などがより多くの投資機会を生み出し、人気分野への投資を拡大する機関は増えている。PEファンドの高瓴資本(ヒルハウス・キャピタル)の共同創業者、李良氏は、同社の22年の製造業向け投資は割合が40%超で最も高かったと述べ、科学技術イノベーションのさまざまな産業での幅広い浸透と製造業など伝統的分野ののデジタル化やスマート化への転換は、注目すべき二つの方向性となるとの見方を示した。
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