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カフェチェーン大手の米スターバックスは現地時間2月2日、2022年10~12月期の決算を発表した。売上高は全体で前年同期比8%増の87億ドル(約1兆1500億円)、既存店売上高は5%増、平均客単価は7%増と、明らかに回復の兆しを見せている。
新規出店は459店で、23年1月1日時点の店舗数は3万6170店に達した。うち米国が1万5952店、中国が6090店(前期比69店増)となった。短期的には、新型コロナウイルスの感染拡大が店舗の出店ペースに影響を及ぼしたといえる。前年同期における中国での新規出店数は197店だった。
中国市場については、売上高は前年同期比31%減の6億2170万ドル(約820億円)、既存店の売上高は29%減、取引高は28%減、平均客単価は1%減となった。
一方、中国の現地コーヒーチェーンブランドは依然として、大小各都市で急速な拡大を続けている。飲食業などの企業情報を扱うWeChat(微信)公式アカウント「明亮公司」によると、22年の中国コーヒーチェーン市場では「luckin coffee(瑞幸咖啡)」が2000店以上、「幸運咖」が1500店以上出店したという。飲食業界に特化した調査会社「窄門餐眼」のデータによると、22年10~12月の新規出店は、スターバックスが114店だったのに対し、luckin coffeeは635店、幸運咖は612店だった。
*2023年2月7日のレート(1ドル=約132.4円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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