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中国自動車大手の「浙江吉利控股集団(Geely Group Holdings)」傘下で高級電気自動車(EV)ブランド「ZEEKR(極氪)」を展開する「浙江極氪智能科技(ZEEKR Intelligent Technology)」(以下、極氪)が2月13日、シリーズAで7億5000万ドル(約990億円)を調達した。調達後の評価額は130億ドル(約1兆7200億円)に達したという。出資者は、インテル(Intel)傘下の自動運転技術開発企業「Mobileye」創業者兼CEOのアムノン・シャシュア(Amnon Shashua)氏、中国車載電池大手「寧徳時代(CATL)」、「越秀産業投資基金(Yuexiu Industrial Investment Fund)」、「寧波通商基金管理(Ningbo Tongshang Fund Management)」、「衢州信安智造股権投資(Xin’an Intelligent Manufacturing Fund)」。
CATLは23年1月、第3世代CTP(Cell to Pack)技術を採用したバッテリーパック「麒麟電池(Kirin battery)」を3月までに量産し、ZEEKRの多目的車(MPV)「ZEEKR 009」とクーペタイプの「ZEEKR 001」の23年モデルに搭載するという見通しを発表した。麒麟電池の世界量産開始後、同バッテリーが最初に搭載されるブランドがZEEKRであり、最初の搭載モデルとなるZEEKR 009は23年1~3月に納車される。一方、23年4~6月に発売されるZEEKR 001には、最大航続距離1000kmの麒麟電池が世界で初めて搭載される。
ZEEKRの累計納車台数は、23年1月31日現在で8万台を突破したという。ZEEKRは23年に、コンパクト電動SUV「ZEEKR X」など新モデル2車種の発売を計画している。また、同社は現在グローバル化を加速させており、戦略の一環として23年に欧州進出の本格化を予定しているという。
*2023年2月14日のレート(1元=約19.4円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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