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中国パソコン大手、聯想集団(レノボ・グループ)は2月27日、スペイン・バルセロナで開催中のモバイル業界最大の見本市「MWC23 Barcelona」において、ノートパソコンでは世界初となる「ローラブル(巻き取り可能な)」ディスプレーモデルの試作機を発表した。
フレキシブルなディスプレーと可変構造を組み合わせることで、サイズ、比率、解像度を変えることが可能。同機はもともとアスペクト比16:9の従来型12インチノートパソコンだが、ボタンを押すとアスペクト比8:9の15.3インチへと自動で拡張する。
フレキシブルなディスプレーはレノボが長年にわたって研究・開発してきた分野で、製品化においても常に業界をリードしている。2020年に米ラスベガスで開催された世界最大級の家電・IT見本市「CES 2020」では、世界初のフル機能フォルダブルディスプレー式ノートパソコン「ThinkPad X1 Fold」を発表した。
レノボは、テレワークという条件の下、パソコンの「携帯性」と「大画面」を両立させるのは難しいと認識している。フォルダブルディスプレーは、レノボが提供した最初の解決策であり、今回のローラブルディスプレーは別方向からの新たな試みだ。試作機は、容易に拡張可能な大画面とマルチスクリーンを体験してもらうことを目的としているという。
(36Kr Japan編集部)
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