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韓国の市場調査会社SNEリサーチが3月6日、2023年1月の世界の電気自動車(EV)向け車載電池の搭載量に関するデータを発表した。プラグインハイブリッド車(PHEV)、ハイブリッド車(HEV)を含む世界のEVの車載電池搭載量は、前年同月比18.1%増の33.0ギガワット時(GWh)だった。
「寧徳時代(CATL)」の車載電池搭載量は11.2GWhで首位を維持したが、前年同月比成長率は6.5%で市場平均を下回った。市場シェアは前年同月の37.6%から33.9%に下落した。
2位の「比亜迪(BYD)」は、搭載量が5.8GWhに達し、前年同月比78.8%増と上位10社の中で最も高い成長率を示した。市場シェアは前年同月の11.6%から17.6%に拡大し、3位の「LGエナジーソリューション」を4.6ポイント上回った。
BYDの車載電池販売の大部分が中国に集中している。バッテリーの内製化やSCM(サプライチェーン管理)の垂直統合によるコスト競争力に強みを持つ同社が、EVやPHEVを大量に販売したことで高い成長率に導いたと、SNEリサーチは分析している。
上位10社にはほかにも、7位に中創新航科技(CALB)、8位に国軒高科(Guoxuan Hi-Tech)、9位に億緯鋰能(EVE Energy)、10位に欣旺達電子(Sunwoda、サンオーダ)と、中国企業があわせて6社がランクインした。これら6社による世界全体の市場シェアは、22年1月が61.4%だったのに対し、23年1月は59.7%だった。
(36Kr Japan編集部)
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