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eスポーツのプレーヤー同士をつなげるSNSアプリ「玩家檔案(Player File)」は、各プレーヤーのデータを詳細かつ多角的に管理することで、それぞれにぴったりの「戦友」を見付けられる画期的なソーシャルアプリだ。「プレイヤーアンオウンズバトルグラウンズ(PUBG)」など、複数の人気タイトルに対応している。
同アプリをリリースした「好好玩科技(Haohaowan Technology)」の創業者、陳宇艇CEOと徐海COOによると、市場に出回る既存のデータ検索プラットフォームはファーストパーティーやセカンドパーティーの提供によるもので、データ検索単独で運営するものは存在しない。しかし、現在ではユーザーの求めるデータはより高度になり、多元的なデータとより良質なプレー体験が望まれるようになっている。
共にプレーする仲間を探す既存のマッチングシステムの大部分はイロレーティング(実力を相対評価する指標)に基づいたもので、レベルの合わない仲間とマッチングされる場合もあるが、玩家檔案は戦績、プレー習慣などをより深く分析し、より的確なマッチングを行う。
徐COOによると、玩家檔案が提供するユーザーデータは、ユーザーの自己申告ではなく、ゲーム運営企業が提供したデータをバックエンドで計算・選別・分類したものだ。タグ、趣味、スキルなど、事実に基づいたデータで構成されるため、より精度の高いマッチングができる。
ゲームを介して仲間を見つけ、交流できるソーシャルプラットフォームだが、あくまでデータプラットフォームを基盤にしているため、ユーザーは対戦スケジュール調整やチーム結成、戦績閲覧などの機能を継続的に利用することになり、ユーザー定着率を維持することができる。
現在、バージョン2.0まで発表されている同アプリの主な機能は、
■仲間探し:登録プレーヤーあるいはチームのデータを閲覧でき、双方が合意すればマッチングできる。
■チーム結成:対戦方式を指定して、迅速にチームメートを募り、チームが結成できる。チーム内では、各メンバーの主要ゲームプラットフォームにおけるプレーデータが多角的に表示される。
■競技会開催:個人あるいは少人数のチームでも容易に競技会に参加できる。
現在、対応しているタイトルは「PUBG」「DOTA」「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ(CS:GO)」「レインボーシックス」「エーペックスレジェンズ」などだ。
玩家檔案のコアコンピタンス(中核となる強み)は、データマイニングと技術基盤、ユーザーの需要に対する理解力だ。将来的にはeスポーツ大会関連のサービスやアイテムの取引サービス、プッシュ型広告などにも着手していく予定だ。現段階でユーザー数は10万人を超えており、7月には30万人を突破すると見込んでいる。
運営元の好好玩科技は現在、8人のメンバーで運営しており、エンジェルラウンドでの資金調達を最近実施したばかりだ。
(翻訳・愛玉)
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