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中国のマーケティング会社「増長黒盒(Growth Box)」がこのほど発表したリポートによると、22年の中国小型家電市場の規模は4543億元(約8兆6500億円)に上った。うち、ロボット掃除機などの「清掃用小型家電」と美顔器などの「パーソナルケア用小型家電」が最も高い成長率を示した。17年から22年までのCAGR(年平均成長率)はそれぞれ19.53%と7.04%だった。
ここ1年間で電子商取引(EC)プラットフォームで販売された小型家電のうち、販売規模が50億(約955億円)以上で、かつ過去4年間の平均成長率が15%以上を維持したカテゴリは、掃除ロボット、床洗浄機、美顔器、脱毛器、ヘアドライヤーなどだった。掃除ロボットの「Dreame(追覓科技 )、床洗浄機の「TINECO(添可電機)」、美顔器の「AMIRO(覓光)」、脱毛器の「Ulike」など新興家電ブランドが業績を伸ばした。
しかし、前年比成長率を見ると、掃除ロボットおよび床洗浄機市場の伸びはすでに頭打ちとなっていることが分かる。床洗浄機市場の前年比成長率は、20年は10倍以上だったが、22年は7.73%に低下。掃除ロボット市場の前年比成長率は、20年の38.81%から22年には3.13%に落ち込んでいる。
*2023年3月28日のレート(1元=約19.0円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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