【新華社北京3月27日】中国発展ハイレベルフォーラムの2023年年次総会が25～27日、北京で開催された。英銀行大手スタンダード・チャータードのビル・ウィンターズ最高経営責任者（CEO）は25日、同会議に参加する前に取材に応じ、「中国市場に大規模な投資を続け、中国の制度型開放を支援し、そこからより多くのチャンスを探っていく」と述べた。
　
ウィンターズ氏は中国経済の現状について、経済活動が市場の予想より早く回復し、経済をけん引する各政策の効果が明らかで、中国経済の回復には非常に広い基盤があると指摘。中国経済が短期間にこのようなパフォーマンスを見せたことは、世界の投資家の投資信頼感を強めることができるとした。
　
スタンダード・チャータードの中国事業について、ウィンターズ氏は直近3年間、2桁の伸びを続けており、引き続き世界で最も活気のある市場で良好なパフォーマンスを維持していると紹介。同行が近年業績を伸ばしていることは中国の大きな市場と切り離せず、中国の対外開放の持続的な拡大、特に制度型開放は外資系機関に巨大な発展余地をもたらしているとの見方を示した。
　
ウィンターズ氏は人民元の国際化について、前途が明るく、国際貿易決済においてより重要な役割を果たし、中国経済に見合う国際的地位を獲得する能力があると評価し、人民元の国際貿易決済ではわれわれにはまだ大きなチャンスがあるとの認識も示した。

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