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中国発の人気ファストファッションEC(電子商取引)「SHEIN(シーイン)」は4月20日、今後数年間でブラジルに7億5000万レアル(約198億円)を投資し、同国の繊維・ 生地メーカー2000社と提携してサプライチェーンを構築する計画だと発表した。ロイターが報じた。
SHEINはこの資金を用い、ブラジルの繊維・生地メーカーが同社のオンデマンド生産に合わせて業務をアップグレードできるよう、技術とトレーニングを提供する計画。2026年末までに、同国での売上高の85%が、現地のメーカーと販売業者にもたらされる見通しだとしている。
アプリ調査会社「data.ai」の最新データによると、SHEINはすでにブラジルで目覚ましい成果を上げている。23年3月は、ブラジルの無料ショッピングアプリのダウンロード数ランキング(Android端末・iOS端末)で、東南アジア大手「Shopee」と南米大手「Mercado Libre」を抑えて1位に輝いた。また、4月中旬にはブラジル初のオフィスをサンパウロ市内に開設している。
SHEINは22年以降、加盟企業が同社のサイト上に出店し、商品の販売から配送までを自社で担当する「プラットフォームモデル」の導入を進めてきた。ブラジルとメキシコではすでに試験導入しており、今後は米国や中東などに導入地域を拡大する方針だという。
*23年4月24日のレート(1レアル=約26.5円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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