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「この映画を通じて、テレビなどの報道では伝えられないもう一つの普通の中国を伝えたい」。ドキュメンタリー映画監督、竹内亮さんはこのほど、劇場版「再会長江」のプレミア上映会で、日本で「竹内亮ドキュメンタリーウイーク」を開催する思いを語った。
上映会には同作のナレーションを務めたタレントの小島瑠璃子さんも竹内監督と共に登場し、日本のテレビ局14社、報道関係者80人以上が取材に訪れた。
同作は129分のドキュメンタリー作品で、竹内監督が上海を出発し、南京や武漢、重慶などに立ち寄りながら長江をさかのぼり、約6300キロに及ぶ長江源流をたどる旅をする。同時に、竹内監督が10年前に撮影に携わったドキュメンタリー番組「長江 天と地の大紀行」の取材対象者との再会も一つ一つカメラに収めている。
「再会長江」では、中国の多くの山河を遊覧するだけでなく、各取材対象者の10年前と現在の生活を比較することで中国のこの10年の発展も見て取れる。それぞれの生活の軌跡を通じ、あらゆる角度から本当の中国の姿が描かれている。
2018年に初めて中国を訪れたという日本人観客の白岩さんは、中国の変化に非常に感心があり、最近は中国語の勉強も始めたと述べ、中国の自然環境への取り組みは非常に進歩的だと語った。
日本の金融機関に勤務する山下さんは「竹内監督が見ているのはリアルな中国の姿なので、日本の映画館でより多くの人に見せるのは本当に良い機会」と話し、三峡ダムの建設に伴い移住した住民が時代に合った別の生活を送っていることを作品で実感したと述べた。
神奈川県日中友好協会の田島孝子さんは「作品を見てとても感動した。長江の素晴らしさや中国人の素朴さを改めて感じた」と話し、友好協会の会員たちにも見てもらいたいと語った。
東京・有楽町の劇場で25日まで、竹内監督が日本向けに特別に編集し直したドキュメンタリー映画「再会長江」「ファーウェイ100面相」「お久しぶりです、武漢」「大涼山」の4本が上映される。(新華社東京)
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