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中国の電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)は6月29日閉幕した夏季ダボス会議で、同社がすでに世界最大の電気自動車(EV)用電池のリサイクル事業者となっており、ニッケル、コバルトおよびマンガンを99%以上、リチウムならば90%以上の回収が可能だと説明した。
同社はまた、欧州大陸に複数の電池回収ステーションを設置するため、欧州のパートナー企業と協議を進めており、北米でも電池回収ステーションを設置する方向でパートナー企業を探していると明らかにした。
CATLの子会社で電池のリサイクル事業を手掛ける「広東邦普循環科技(Guangdong Brunp Recycling Technology)」はすでに電池回収ステーション221カ所を設置し、2021年には中国で廃棄された駆動用電池のうち同社が回収した電池の割合が50%に達して業界トップとなっている。
CATLの曾毓群会長は22年7月に開かれた世界動力電池大会(World EV&ES Battery Conference)で、同社が電池材料の回収・再利用率向上に全力で取り組んでいると表明した。同社は35年までに、使用済み電池から回収した材料を活用し、市場の需要の大部分を満たせるようになる見通しだという。
(36Kr Japan編集部)
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