中国系自動運転トラック「TuSimple」、米国事業を売却へ 日本でも業務展開

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トラック向け自動運転技術を開発する「TuSimple(図森未来)」が米国事業を分離し、売却を計画していることが分かった。

呂程・最高経営責任者(CEO)は米誌フォーブスの取材に応じ、現在のところ具体的な売却先は決まっていないとした上で、米国事業の売却計画は対米外国投資委員会(CFIUS)の審査による圧力に起因するものではないと説明した。

TuSimpleはサンディエゴに米国本社を構え、2021年にナスダック上場を果たした。しかし22年には、燃料電池トラックを開発する中国の関連会社「Hydron(図霊智卡)」に不適切な資金提供と技術移転を行った疑いがあるとして、CFIUSを含む米当局から調査を受けていた。

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フォーブスによると、TuSimpleの取締役会は、米国で展開している大規模な事業と、中国および日本で進めているトラック事業とを完全に切り離すことに全会一致で合意したという。

同社は23年6月5日、日本市場への本格参入を発表すると同時に、すでに東名高速道路で自動運転トラックの走行テストを開始していると明らかにした。同高速道路は、日本の3大都市圏(東京、名古屋、大阪)を結ぶ重要な幹線輸送ルートの1つである。

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(36Kr Japan編集部)

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