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中国発のファストファッションEC(電子商取引)「SHEIN(シーイン)」がすでに、米証券取引委員会(SEC)に非公開で新規株式公開(IPO)を申請しており、2023年中に上場する可能性があるとロイター通信が報じた。
SHEINの現在の評価額は600億ドル(約8兆6000億円)。IPOが成功すれば、米国に上場する中国企業の中で時価総額が最大となる可能性が高い。
報道を受け、SHEINはこれまでと同様、「臆測を否定する」とだけコメントした。SHEINが米国での上場を非公開で申請したとの報道はこれまでにも複数回あったが、同社はその都度否定している。
中国本土に抱える製造業者とサプライチェーンはSHEINの強みであり、海外市場を攻略するための基盤となっている。しかし、同社は「中国企業」であるために、米国ではさまざまな問題に直面している。
SHEINはすでに、本社機能を中国からシンガポールに移したと報じられている。あるメディアがこの件について確認を求めたが、同社は明言を避け、中国、シンガポールおよび米国を含む主要市場に運営拠点を置いているとだけ説明したという。
*2023年7月4日のレート(1ドル=約144円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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