中国産「代替肉」第1弾、「Starfield」の植物肉製品は9月に発売

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植物由来の代替肉「植物肉」ブランドの「Starfield」が、ベジタリアン向け食品メーカー「鴻昶生物科技(Hong Chang Biotechnology)」からの出資を受け入れ、同社と共同で植物肉の新プロジェクトを立ち上げることで合意したと発表した。

Starfieldはこれと同時に北京工商大学食品・健康学院の李健博士とも植物肉の風味解析で、博士のラボと協力することで基本合意した。3カ月から半年以内に風味をある程度まで向上させ、植物肉製品をさらに一歩推し進めたい考え。李博士は主に食品の風味を研究しており、アジアで唯一、米NPO「The Good Food Institute(GFI)」が手掛ける植物肉と細胞培養肉の最先端課題にも取り組んでいる研究者だ。

Starfieldの植物肉を使った製品第1弾は9月に正式に市場に投入される予定。年末には「植物牛肉」も完成する見込みだ。

「代替肉」ブームで植物肉に発展の契機

肉を使わない「ビーガン・バーガー」で知られる米ビヨンド・ミートはナスダック市場への上場初日、163%高で取引を終えた。「代替肉」は今年のトレンドとなり、「代替肉ベーコン」や「代替肉ステーキ」が話題をさらっている。英大手バークレイズ銀行は5月に発表したリポートで、10年後には代替肉のシェアが食肉市場全体の10%を占め、市場規模は1400億ドル(約14兆7400億円)に達するとの予測を示している。

一方、中国国内の代替肉市場はどうか。鴻昶生物科技の副総経理、邱浩宸氏によると、同社は人口10数億人の植物タンパク質に対する潜在ニーズに目を付け、2010年に中国本土市場に進出。だが、肉を使わない料理といえば宗教のための精進料理がほとんどというのが現状だ。そんな中、同社は宗教や斎戒(さいかい)ではなく、健康や環境保護を前面に押し出したプロモーションを展開している。若者向けのアプローチに強いStarfieldとの提携で、新たな顧客層の獲得を目指す。

大衆市場への売り込みにはブランド力が必要

Starfieldの主力メンバーは野菜料理レストラン「青苔行星(PLANET GREEN)」の出身だ。青苔行星は多くの人に「フレキシタリアン(肉も食べるが菜食を主とする)」を体験してもらうことをコンセプトにしている。一般消費者の認知度を高めるためには、植物肉を使った製品の開発が近道だと判断。市場調査を経て、植物肉ブランド「Starfield」を立ち上げた。青苔行星は今後もオフラインの実店舗として深圳市場の開拓を担う。

「植物肉」は大衆市場に向けた消費財であるため、最終的にはブランド力が必要となってくる。そこで、Starfieldはさまざまな活動を通じて大衆市場に売り込みをかけている。先日、深圳で代替肉のポップアップストアを設け、代替肉を使ったさまざまな料理を味わう機会を消費者に提供した。

(翻訳・鈴木雪絵)

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