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中国の電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」の李斌・創業者兼最高経営責任者(CEO)はこのほど、英フィナンシャル・タイムズのインタビューで、中国のEVが米国市場に平等に参入できる機会を提供するよう米国政府に呼びかけた。また、米国の保護主義を批判し、ビジネスの政治化をやめるよう訴えた。
NIOは現在のところ、米国にEVを輸出していない。李CEOは、米テスラのイーロン・マスクCEOが訪中すると厚遇されるにもかかわらず、中国企業が米国の消費者にEVを販売しようとすると高い壁に阻まれるのは理解できないと指摘した。
バイデン政権によるインフレ抑制法(IRA)施行後、中国ブランドのEVや中国製のEV部品が補助金の対象になるかは不透明な状況だ。
NIOは2018年にニューヨーク証券取引所に上場しており、株主の4分の3以上を中国以外の投資家が占めるという。
同社は中国国内で、激しい競争に直面している。今年1〜6月の累計販売台数は5万4561台で、テスラや比亜迪(BYD)などの大手企業には遠く及ばないが、中国新興EVメーカーの中では3位と健闘している。
(36Kr Japan編集部)
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