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中国の人気ティードリンクチェーン「喜茶(HEYTEA)」が8月4日、英国1号店をロンドンのチャイナタウンにオープンした。同社は2012年に設立され、23年にグローバルブランドとなることを目標に掲げていた。
喜茶はすでに、シンガポールに5店舗を出店しているが、アジア以外での出店は今回が初となる。3月初めに海外のフランチャイズ加盟店の募集を開始し、6月にはロンドン出店が決定した。海外進出のテンポは速い。
ロンドン店は中国銀行の隣に位置し、周囲には火鍋レストラン「海底撈火鍋」や台湾スイーツ専門店「MeetFresh鮮芋仙」、麻辣湯(マーラータン)専門店「張亮麻辣湯」などの有名飲食店のほか、「CoCo都可(ココトカ)」や「happylemon(ハッピーレモン)」といったティードリンクショップが軒を連ねる。
ロンドン店では現在、新鮮な果物を使ったフルーツティー、タピオカなどの入ったミルクティー、あっさりした中国茶の3カテゴリー、全23種類を取りそろえている。価格は4~8ポンド(約700~1400円)。
中国国内価格のほぼ3.5~4.5倍とけっして安くはないが、オープン当日には多くのファンが訪れ、店外に長蛇の列ができた。ユーザーの投稿によると、オンライン注文だけで少なくとも500杯の注文があったとみられる。オペレーションの問題で、殺到する注文に提供が追いつかず、当日中にドリンクを手にすることができなかったユーザーも多かった。
ロンドンのティードリンク市場には競合が多い。喜茶が地元に根付き、店舗網を拡大するためには、まだまだ課題が残されている。
*2023年8月8日のレート(1ポンド=182円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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