武田製薬と抗体薬を共同開発の「HiFiBiO(高誠生物)」、シリーズCで70億円を調達

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バイオテクノロジー企業の「HiFiBiO(高誠生物)」が、シリーズCで6700万ドル(約70億円)の資金調達を完了したと発表した。リードイベンスターは、IDG Capital、コ・インベスターは、既存株主であるセコイア・キャピタル・チャイナ、弘勵創投(Vi Venture)、聯想之星(Legend Star)、済峰資本(LYFE Capital)、および新規投資家の徳聯資本(Delian Capital)、翰頤資本(Hanne Capital)、Kite Pharma 社(ギリアド・サイエンシズの子会社、以下Kite社)。

HiFiBiOは、身体が持つ免疫システムを利用し抗腫瘍効果をもたらす新薬の開発をするグローバル医薬品企業だ。免疫システムの分析と治療用抗体薬の開発のために、抗体検索エンジン「CelliGO」と「DIS」を独自で開発した。ボストン、パリ、上海に研究所を持つ同社は、腫瘍や免疫疾患に関する最高レベルの新薬を開発し、10近くの新医薬品パイプラインを抱えている。

2018年5月に、シリーズBで3750万ドル(約40億円)の資金を調達して以降、HiFiBiOにはいくつか節目とされる出来事があった。

・2018年7月30日、武田薬品工業と新規抗体医薬の開発で提携すると合意
・Kite社と提携し、固形腫瘍の治療向けに遺伝子改変T細胞療法(CAR-T/TCR)のプラットフォームの開発に協力
・フランスの新薬会社H-Immuneの買収
・合弁会社Virta Biotherapeuticsを設立
・国際学術誌「Nature Genetics」で単一細胞スクリーニングおよびシーケンシングテクノロジーを駆使した抗がん薬の研究に関する論文を発表

将来の開発計画として、同社は今回の資金が癌および自己免疫疾患治療用の抗体薬パイプラインの開発に充てられるという。(翻訳:Ai)

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