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中国テック大手のバイトダンスが運営する動画投稿プラットフォーム「TikTok」は現在、電子商取引(EC) サービス「TikTok Shop」を米国で展開するために巨額のコストをかけている。
米テックメディア「The Information」によると、TikTok Shopは2023年、米国で5億ドル(約730億円)以上の損失を出す見込みだという。米国での従業員の雇用や配送ネットワークの構築、加盟店への補助金などに対する巨額の投資が主な要因だとみられる。
TikTokは8月上旬に米国でECサービスを開始し、中国本土で製造された製品を販売している。米国の消費者は現在、TikTok Shopで1日あたり約300~400万ドル(約4億4000万~5億8000万円)を消費しているとされており、年内には1000万ドル(約14億6000万円)を超える可能性があるという。
TikTokは21年から、ECサービスをプラットフォームのもう一つの柱となる収益源に育てようと、ソーシャルECの展開を模索してきた。現在は東南アジア事業が好調で、22年7~9月期にはショップ数が13万を突破した。うちインドネシアの出店者が54%を占めている。
*23年8月28日のレート(1ドル=約146円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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