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中国テック大手のテンセントが9月7日、深圳で開催された年次イベント「グローバル・デジタル・エコシステム・サミット」で、独自の大規模言語モデル(LLM)「Hunyuan(混元)」を公開した。同社のクラウド事業「テンセントクラウド(騰訊雲)」上でAPIを通じたアプリのテストや構築を行うために中国の国内企業に開放されている。
企業はテンセントのパブリック・クラウド・プラットフォームを通じてHunyuanにアクセスし、特定のニーズに合わせてファインチューニングすることができるようになる。
テンセントの基盤モデルは、画像の作成、コピーライティング、テキスト認識、カスタマーサービスなど幅広い機能をサポートする。今後、金融、公共サービス、ソーシャルメディア、電子商取引、交通、ゲームなどの主要分野での応用が期待される。
Hunyuanを活用することで、今年6月に初めて導入されたテンセントのModel-as-a-Service(MaaS)から派生した独自の大型モデルをトレーニングするだけでなく、強力なツールを構築することができる。MaaSは、20の主要産業にまたがる50以上のソリューションを備え、経済的に実行可能な産業別の大規模言語モデルを企業に提供していく。企業はHunyuanを利用して大規模言語モデルを改良し、業務全体で独自のインテリジェント・サービスを生み出すという好循環が生まるという。
(36Kr Japan編集部)
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