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中国IT大手のバイトダンス傘下の動画投稿プラットフォーム「TikTok」は現在、欧州のユーザーが同社のデータセキュリティに対して抱える不安を払拭するため、現地データセンターの設立を進めている。
TikTokは9月5日、アイルランドの首都ダブリンに建設したデータセンターを正式に稼働させ、欧州のユーザー情報を同センターに移行し始めたと発表した。ユーザー情報は全て現地で保存され、サイバーセキュリティを手がける英NCCグループがデータセキュリティ対策を監督・管理する。
同社は、今回稼働したダブリンに加え、アイルランドとノルウェーの2カ所でもデータセンターの建設が進んでいると明らかにした。
TikTokは世界最大の人気を誇る動画投稿プラットフォームで、現在のユーザーは世界で10億人余り、うち約1億2500万人が欧州のユーザーだという。
バイトダンスはこれまでにも繰り返し、TikTokは独立して運営されており、ユーザー情報は全てシンガポールと米国で安全に保存されていると説明してきた。しかし、英国やニュージーランドなど一部の国では、依然として政府端末でのTikTokの使用が禁じられている。
(36Kr Japan編集部)
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